松山英樹の生涯獲得賞金はPGAツアーと日本ツアーを合わせて60億円超え!!
松山英樹の生涯獲得賞金は国内外合わせて60億円超え!!
松山英樹選手の生涯獲得賞金は約「約61億6000万円」です!(2022年時点)正直想像もつかないような金額ですね。
日本ツアーの賞金王はこれまでの最高額でも2億円程度なので、賞金王30回分です…。
松山英樹選手の活躍はもちろんですが、PGAツアーと日本ツアーの圧倒的な差を感じますね…。
ちなみに松山選手の生涯獲得賞金の内訳ですが、PGAで約50億円程度、日本ツアーは約4億2600万円となっています。(そのほかはPGAのフェデックスカップボーナス)
アメリカのPGAツアーはレギュラー試合の優勝賞金は約1億円、準メジャー、メジャー大会ともなると優勝賞金は2億円を超えます。
一方日本ツアーの最高賞金は4000万円程度。なぜここまでの差がついてしまったのでしょうか…。
スター選手の不在が原因と言われることもありますが、原因はそれだけではないと思います。何かと暗い話題の多い日本ツアーですが、最近は若手の活躍も目立ってきています。
ZOZOチャンピオンシップのギャラリー数を見ても分かる通り、決して日本のゴルフ人気が下がったわけではありません。現に女子ツアーは過去最高の盛り上がりを見せているわけですからね。男子ツアーにも是非頑張ってもらって、松山選手に続く世界で活躍できる選手の登場を期待したいところです。
PGAツアー獲得賞金と賞金ランキング
年間獲得賞金 | 賞金ランキング | |
2021年 | 5億6300万円 | 18位 |
2020年 | 4億1600万円 | 12位 |
2019年 | 3億7800万円 | 23位 |
2018年 | 2億6200万円 | 23位 |
2017年 | 2億6200万円 | 49位 |
2016年 | 4億7600万円 | 9位 |
2015年 | 4億2600万円 | 15位 |
2014年(PGAツアー参戦) | 3億2100万円 | 27位 |
2013年 | 4500万円 | スポット参戦の為ランク外 |
松山英樹選手はPGAツアーデビューの2014年シーズン以来、2017年以外は全て賞金ランキングトップ30以内をキープしています。
それだけではなく、8年連続のプレーオフ出場という快挙も達成しており名実ともに世界中のトップ選手の1人です。
年度別の成績を見ても分かる通り、未勝利のシーズンでも2億円以上の賞金を獲得しており松山英樹選手はPGAツアー参戦以来、毎年日本ツアーの賞金王以上の賞金を稼いでいます。
松山選手なら近い将来、PGAツアーの年間王者も獲得してくれることでしょう。
日本ツアー獲得賞金一覧
獲得賞金 | |
2021年 | 参戦なし |
2020年 | 参戦なし |
2019年 | 6500万円 |
2018年 | 1150万円 |
2017年 | 800万円 |
2016年 | 8000万円(日本オープン優勝、三井住友VISA太平洋マスターズ優勝) |
2015年 | 1810万円 |
2014年(PGAツアー参戦) | 4270万円(ダンロップフェニックストーナメント優勝) |
2013年 | 2億107万円(ツアー4勝、史上初の新人賞金王獲得) |
2013年に日本ツアー史上初の新人賞金王を達成し、翌年の2014年からはPGAツアーに本格参戦しています。
それ以降の日本ツアーは、日本オープンやスポンサー大会であるダンロップフェニックストーナメントなどのスポット参戦が中心となっています。ここ数年はZOZOチャンピオンシップの開催により、松山選手のプレーを国内で見れるようになりました。
そして2021年には、ZOZOチャンピオンシップでも優勝。慣れ親しんだ日本のコースでの開催だけに今後も活躍が期待できます!
大会成績(PGAツアー8勝※ツアー外含む、日本ツアー8勝※アマチュア優勝含む)
ここでは松山選手の日本ツアー、PGAツアー両方の大会成績を紹介していきます。
2011年(日本ツアー優勝※アマチュア優勝)三井住友VISA太平洋マスターズ優勝
当時、倉本昌弘、石川遼に次ぐ3人目のアマチュア優勝。(現時点でのアマチュア優勝達成者は倉本昌弘、石川遼、松山英樹、金谷拓実、中島啓太の5人)最終18番のセカンドショットは今思い出しても鳥肌が立つほど素晴らしい1打でした。
当時、松山選手は東北福祉大に在学中でしたが、その実力はツアープロの中でもトップクラスでした。
また、この年に出場したマスターズでは日本人初のローアマにも輝いています。
2013年(日本ツアー4勝※史上初新人賞金王)つるやオープンゴルフトーナメント優勝、ダイヤモンドカップゴルフ優勝、フジサンケイクラシック優勝、カシオワールドオープン優勝
アマチュアランキング世界1位の実績を引っ提げての日本ツアーデビュー。なんとこの年にツアー4勝を挙げて、日本ツアー史上初の「新人賞金王」を達成しました。全てのプレーがすでに世界レベルで、日本ツアーの中ではまさに規格外の強さでした。
そして松山選手は、翌シーズンよりアメリカPGAツアーへと活躍の舞台を移すことになります。
2014年(PGAツアー1勝、日本ツアー1勝)ダンロップフェニックストーナメント優勝、ザ・メモリアルトーナメント優勝
2014年は松山英樹選手のPGAデビューイヤーです。2013年史上初の新人賞金王の勢いそのままに、いきなり「ザ・メモリアルトーナメント」で優勝。
大会終了後には、あのジャックニクラウスが「これから10年15年にわたって世界でベストプレーヤーの1人となる選手の始まりを、君たちは見たんだと思う。」と語っていました。
記念すべきPGAツアー初優勝が準メジャーと呼ばれる「ザ・メモリアルトーナメント」。大舞台に強い松山英樹選手のスタートはここから始まったと思います。
2016年(PGAツアー3勝、日本ツアー2勝)ヒーローワールドチャレンジ優勝、WGC HSBCチャンピオンズ優勝、三井住友VISA太平洋マスターズ優勝、日本オープン優勝、WMフェニックスオープン優勝
この年の松山英樹選手はとにかく手が付けられないほどの強さでした。日本オープンの優勝をはじめとして国内外で5戦4勝。
あのタイガーウッズも「ヒデキはアンビリーバブルなゴルフをしている。我々が長い期間に渡って倒さなければならない選手になるだろう。」と語っていました。またこの年には、世界ランキングも自身最高位の2位まで登りつめました。
2017年シーズン(PGAツアー2勝)WGCブリジストン招待優勝、WMフェニックスオープン優勝
ブリジストン招待では、最終日にタイガーウッズのコースレコードに並ぶ「61」で2位に5打差をつけての圧勝。最終日のプレーは神がかっており、18ホール中16ホールでパーオン、ショット・パット共に冴えわたっていました。もともとショットの精度は世界トップクラスなだけに、パターがかみ合うと誰にも手が付けられないほどの強さを証明した試合でもありました。
WMフェニックスオープンでは、自身2度目となるプレーオフを制しての優勝。相手はW・シンプソン。優勝を決めたウィニングパットで見せたガッツポーズには鳥肌が立ちました!
2021年シーズン(PGAツアー2勝)マスターズ優勝、ZOZOチャンピオンシップ優勝
日本ゴルフ界悲願の海外メジャー制覇を「マスターズ」で達成。日本中のゴルフファンが感動した瞬間でした。このマスターズでの優勝賞金は、なんと2億2770万円!たった1試合で日本の賞金王よりも稼いでしまうところが、PGAツアーのスケールの大きさを感じさせられます。
松山選手は2011年アマチュアとしてマスターズに出場し、ローアマを獲得していますが、ローアマからマスターズ覇者になったのは松山選手を含め史上7人のみです、
松山選手以外には、ケリー・ミドルコフ、ジャック・ニクラス、ベン・クレンショー、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、セルヒオ・ガルシアと世界のゴルフ史に名を刻むレジェンドばかり。
松山選手も今後間違いなく、世界のゴルフ界に名を残す偉大な選手の1人になることは間違いありません。
また、シーズン終盤のZOZOチャンピオンシップでも優勝。マスターズ優勝⇒ZOZO優勝は、2019年シーズンのタイガーウッズと全く同じでした。ちなみにZOZOチャンピオンシップも優勝賞金は2億円越え。つまり松山選手はこの2試合で4億円を超える賞金を稼いだことになります。2017年シーズン以降、優勝から遠ざかっていただけに一気に復活を印象付けるシーズンとなりました。
目指すはキャリアグランドスラム
松山選手はデビュー当初より4大メジャーを全て制覇する「キャリアグランドスラム」を目標に掲げています。
マスターズを制覇した松山選手は、残りの「全米プロ」「全米オープン」「全英オープン」を制覇しなければなりません。
ちなみに歴史上キャリアグランドスラムを達成したのは、ベン・ホーガン、ジーン・サラゼン、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、タイガー・ウッズの5人です。
今その記録に最も近いのは、ローリー・マキロイです。マキロイはマスターズを残すのみです。
松山選手もこのレジェンド達に並ぶ可能性は十分にあると思っています。松山選手のキャリアを見ても分かる通り、優勝している大会はどれもプレッシャーのかかる大舞台ばかりです。
日本ゴルフ界悲願のメジャー制覇は、キャリアグランドスラムへの第一歩です。
これからも日本最高のプレーヤー松山英樹選手の活躍を応援し続けようと思います!