ホールインワン保険はばかばかしい?証明方法や使い道は?
あなたは『ゴルフ保険』に入っていますか?
ゴルフ雑誌ALBAのアンケート調査によると、約50%の方が「ゴルフ保険に加入している」という結果が出ていました。(アンケート対象者700名)
ちなみに私も、ゴルフを始めて3年目にゴルフ保険に加入しました。(それまではゴルフ保険という存在すら知りませんでした(^^;)
ゴルフ保険に関しては賛否両論ありますが、その中でも「ホールインワン保険」は、「入ってもムダ」「ばかばかしい」と否定的な意見が多いようです。
そこで、今回の記事では「なぜ、ホールインワン保険はばかばかしいと言われるのか?」「そもそもアマチュアにとって、ゴルフ保険は必要なのか?」などなど、ゴルフ保険・ホールインワン保険について色々と書いていこうと思います。
ホールインワン保険はなぜ「ばかばかしい」と言われる?
皆さんご存知の通り、ホールインワンは一生に一回あるかないかの奇跡的なプレーです。
ホールインワン保険が「ばかばかしい」と言われるのは、『そんな一生に一回あるかないかの事にわざわざ保険をかけるのはばかばかしい』という思いからでしょう。たしかに私もそう思いますw
ですが、ホールインワン保険がばかばかしいと言われる理由はそれだけではないようです。
アマチュアがホールインワンする確率は3000ラウンドに1回!
アマチュアがホールインワンする確率は、約3000ラウンドに1回だそうです。
年間50ラウンド(月4回)プレーするアマチュアでも、60年に1回あるかないか…。月1ゴルファーとなると250年に1回あるかないか…wもはや達成不可能と言っていいでしょう(^^;
もちろんゴルフの腕前によって、ホールインワンの確率は変わってくるでしょうが、ほとんどのアマチュアにとってホールインワンはゴルフ人生において1回あるかいないかの奇跡であるということに変わりはありません。
それだけの奇跡に対して毎年保険料を払っていくのかどうか…。ここは個人の価値観によりますね。
ホールインワンを証明する方法が意外とハードルが高い!?
ホールインワン保険を受け取るには、ホールインワンしたことを証明しなければいけません。
その証明方法は保険会社によって様々ですが、まとめると以下のパターンが多いようです。
- 一緒にプレーしていた同伴者と、同伴者以外の第三者がホールインワンを目撃している事が前提
- 一緒にプレーしていた同伴者と、その同伴者以外の第三者の署名・捺印
- 「第三者」とは、キャディ・ゴルフ場で働いている使用人、周りでプレーしている他の団体のプレイヤー
ん~、確かにホールインワンを証明するには少しハードルが高そうですね。
私はセルフプレーがほとんどなので、仮にホールインワンを達成しても『第三者』の証言を得ることができないので、ホールインワン保険を受け取ることは出来なさそうです(^^;
実際、『セルフプレー時(キャディーなし)に達成した、ホールインワン・アルバトロスは保険の対象にはならない。』という条件を定めていることがほとんどなので、注意が必要です。
常日頃からキャディー付きでプレーされる方、競技ゴルフに定期的に出場される方は問題ないでしょう。
ホールインワン保険で補償される内容(使い道は限られている)
ホールインワン保険の補償内容は、保険会社によって様々ですが、「実際に支出した金額」を保証する会社が多いです。
費用として認められるのは以下の通りです。
- 祝賀会に要する費用
- 同伴キャディへの祝儀
- 記念植樹費用
- 贈呈用記念品の購入費用
これらのものは、費用として認められるのでホールインワン保険で補償されます。実際、いくらホールインワンを達成したとは言え、一般の人で祝賀会なんて開く人がいるんでしょうか(^^;
記念樹や記念プレートはよく見かけますね。 贈呈用の記念品なんかも結構なお金がかかると思うので、保険で補償してくれると助かりますね。
時々『ホールインワン保険の保険金で新しい道具を買おう』という人を見かけますが、実費金額を保証する保険が多いので、そのような使い道はできないと思っておいた方がよさそうです(^^;
ホールインワン保険は特約で十分
今現在、ホールインワン保険は通常のゴルフ保険の特約としてついているものがほとんどです。
ホールインワンを達成したら100万円!なんて保険はあまり見かけませんし、正直そのような保険を掛ける意味はあまりないと思います(^^;
私が加入しているゴルフ保険にもホールワン保険が特約として付いてはいますが、正直使う機会はないと思いますw私がゴルフ保険に入った目的は、ホールインワン保険ではなく、『プレー中の事故』に備える為でした。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ゴルフプレー中による事故は意外と多くて、最悪の場合『死亡』するケースもあるんです。
意外と多いゴルフプレー中の事故!
ゴルフ中に起きるトラブル・事故は意外とたくさんあります。
打球事故、カート運転中の事故、コース斜面での転倒事故、熱中症や脱水症状…。また、十分な準備運動もなく、緊張した状態でプレーすることにより、心疾患や脳卒中など命に関わる病気になる人もいるようです。
この中でも特に気を付けたいのが『打球事故』です。
上級者とは言え、ゴルフボールはミスすると思わぬ方向に飛んでいくことがあります。その打球がもし、ゴルフ仲間や隣のコースにいる人に当たってしまったら、大ケガや最悪の場合、死亡する可能性もあります。
実際、年間に数件は打球事故による死亡事故が起きています。
そういった最悪の事態に備えて、ゴルフ保険に加入しておくことは、自分だけでなく相手を守る意味でもとても大切です。
初心者こそゴルフ保険が必要!
ここ最近ゴルフ人気が再燃しており、ゴルフを始める人が増えているそうです。実際、ゴルフ練習場やゴルフ場で若い世代のゴルフ初心者と思われる方を目にすることが多くなってきました。
私は自分自身の経験も踏まえ『ゴルフ初心者こそゴルフ保険に加入するべき』だと思っています。
実は私も打球事故の経験者です。ちなみに私はボールを当たられた側です。
当時、私はゴルフを始めて2年くらいでした。私の50ヤード左後方に、上級者の先輩ゴルファーがいたのですが、『あの先輩は上手だから大丈夫だろう』と思い、私はグリーンに向かって歩き出していました。
その数秒後に、先輩のシャンクしたボールが私のベルト付近に直撃しました…。幸い、ボールが当たったのがベルト付近だったので大事には至らなかったのですが、とても痛かったですし、これがもし頭に当たっていたらと思うとかなりゾッとしました…。
先輩ゴルファーもかなり焦った様子でしたが、不注意で右前方を歩いていた私にも落ち度はあります。
私はこの出来事をきっかけにゴルフ保険に加入することにしました。
それ以来、ショットを打つ前の安全確認には人一倍気を遣うようになりましたし、同伴者のプレーにも注意して行動するようにしています。
また、2019年に行われたゴルフルールの改定『安全を確保した状態なら、準備のできた人から優先的にショットを打って良い』によって、今後も打球事故が増えることが良そうされます。
ゴルフの打球事故は起こさないことが一番大切ですが、万が一に備えてゴルフ保険に加入しておくことも、とても重要だと思います。
ゴルフ保険は『個人賠償責任保証』が付いているものにしよう!
ゴルフ保険に入る時には、補償内容をしっかりチェックするようにしましょう。特に一番重要なのは『個人賠償責任保証』というものです。
『個人賠償責任保証』とは、万が一、あなたが他人にケガを負わせてしまった場合の賠償金を補償してくれるというものです。
「保険料が安いから…」と安易な気持ちで安いプランに加入すると『個人賠償責任保証』が付いていないことがあるので、保険金よりも補償内容をしっかり確認するようにしましょう。
楽天のゴルフ保険だと、画像の通り、『標準コース』『充実コース』には個人賠償責任保証が付いていますが、節約コースには付いていません。
保険料も月額100円程度しか違わないので、『標準コース』『充実コース』のどちらかにすることをおすすめします。個人的には『標準コース』で十分だと思いますが、ご自身が入院した場合にも備えるのであれば『充実コース』もアリですね。
自分のゴルフ力を上げることも事故対策になる!
ゴルフ上級者だからといって、ゴルフ事故が起きないとは言えません。
しかし、上級者は初心者に比べるとラウンド中のメンタル面に余裕もありますし、事故につながるような予想外のミスショットも少ないので、初心者に比べて事故の確率は下がります。
ゴルフ初心者はミスもしますし、自分の事にいっぱいいっぱいで他のプレーヤーに気を回す余裕はありません。
となると、自分のゴルフの腕前を上げることも、ゴルフ中の事故を予防する事故対策に十分なります。
ミスショットにおびえてビクビクしながらプレーしても楽しくないはずです。どうせゴルフ場でプレーするなら、気持ちよくショットを打ちたいですよね。
もし今の自分のゴルフの実力に自信がないのなら、ゴルフ保険と一緒にスイングを見直すことから始めてみましょう♪しかし、やみくもに毎週のように練習場へ通って打ち続ける独学のスイング練習は、結果的に時間もお金も無駄にしてしまいます。
例えば、年間自己流の練習に30万円をかけて5年後にスコア100を切れたAさん、一方で専属コーチに半年30万円をレッスンしてもらい1年後にスコア100を切れたBさん。
合計で見ると、Aさんは150万円と5年の歳月を浪費しているのに対して、Bさんは60万円と1年の出費で済んでしまうんです。この計算ができないほど、あなたは馬鹿じゃありませんよね?それでいて、自分が加害者になることも避けられます。
しかも、世界最高峰のPGAツアーでは専属のコーチを付けるのが当たり前の世界です。あのタイガーウッズですら専属のコーチによるスイングチェックを受けながら練習しています。
また、B・ケプカ選手のようにショット・アプローチ・パッティングと各部門ごとに専属のコーチを契約する選手もいます。
なぜレベルの高いはずのトップ選手がわざわざ専属のコーチを雇うのか。答えは簡単で、試合で勝つために一番合理的だからです。
となると、スイングに関する知識、練習にかけられる時間が限られているアマチュアゴルファーこそ、専属のコーチによる指導を受けるべきなのは明白です。
現状、コーチにアドバイスをもらわずに、我流でやっているあなたのスコアはどのくらいですか??
何よりも、ミスショットに怯えてビクビクプレイするくらいなら、一度あなたのスイングをプロのコーチにチェックしてもらいましょう!